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■浜松市 - はままつ -

静岡県西部にある浜松市は,2007年政令指定都市となったが,古くから遠江の代表都市で,戦国時代には城下町,江戸時代には宿場町として栄え,静岡県の県庁所在地でもあり,市役所は,静岡県浜松市中区元城町103番地の2にある。
浜松市の地名の由来は,古代にあった浜名湖東岸の『 浜津郷 』からで,中世に浜松と呼称されるようになったことが,史書にもあり,『 引馬 - ひくま - 』という地名も浜松を指し,徳川家康が浜松城を本拠として引馬 ( 曳馬 ) を浜松と改めたことで,以後,浜松として定着した。
北部の山間と南部の平野で構成され,面積は高山市に次いで全国で2番目に広く,豊かな自然に囲まれ,北部には赤石山系,東部には全国でも有数の流域を持つ天竜川,南部には広大な砂丘からなる遠州灘,西部には浜名湖と四方を異なる環境に囲まれていて,市内各所に舘山寺や奥浜名湖,弁天島,白倉峡などの景勝地がある。
平野部の気候は温暖で,2月でも晴れた日には上着なしで外出できる日もあり,『 遠州のからっ風 』と呼ばれる強い季節風が吹き,気温以上に寒く感じられる日も多く,山間部では,夏になるとフェーン現象によって,全国一の高温を記録することがあり,山間部の天竜区水窪町が豪雪地帯に指定され,沿岸部の浜松市中心部では,降雪量累計の平年値が 0cmであるなど地域差が大きい。

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■浜松市の工業

工業都市として浜松市は有名で,製造品出荷額は2兆円を超え,浜松の工業の大半は小規模工場で,その多くは繊維,楽器,自動車,オートバイに関連する大企業の下請け工場であるが,近年,ホンダやスズキなどの工場再編計画で下請け企業にとって厳しい状況である。
市街地の周辺には,古くからある繊維工場や楽器,機械工場があり,郊外には輸送用機器工場などの大規模工場が各工業団地とともに分布し,北区の都田テクノポリスや細江テクノタウンには,先端技術産業の工場や研究施設が設置されている。
一時のバブル崩壊後の全国的な景気の悪化から脱却し,好調な輸送機械産業とともに浜松の工業は再び上昇傾向にあり,工場の海外進出に伴う空洞化傾向も一息ついた感があったが,国内に残る工場は,価格競争力維持のために,外国人労働者に頼らざるを得ない現状があり,また,アメリカ発の深刻な金融危機と政府 の経済政策のピンボケ対策などによる景気の悪化から,多くの企業の黒字倒産などが危惧される。
浜松は江戸時代から綿織物の産地として栄え,明治時代には現在の笠井を中心として綿織物の大生産地となった。明治後半に,『 山葉寅楠 』がオルガンを製作したことから始まった楽器工業は,昭和に入ってヤマハと河合楽器の二大メーカーとなり,1960年代の高度経済成長とともに浜松の楽器産業は飛躍的に発展し世界的な楽器の生産地となった。戦後に『 本田宗一郎 』が,不要になった軍用無線機の発電用エンジンを改良して自転車に取り付けたことから浜松のオートバイ産業は始まり,一時は,40社に達するほどであったが,現在は大手3社だけが生産を行っている。

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■浜松市の主要産業

『 日本の楽都 』と呼ばれるほど,浜松は楽器産業が盛んな都市で,特にピアノは全国シェアの 100%を占める独占産業で,市内には,首位のヤマハや河合楽器製作所,ローランドの本社があって,ピアノのほかにも浜松では,電子オルガン,電子ピアノ,シンセサイザー,管楽器,ギター,打楽器など,さまざまな楽器の生産が行われ,メロディオン,ピアニカ,ハーモニカなどの生産も多い。
本田技研工業創業の地で,現在も中型,大型二輪のオートバイの主要工場があり,20ず,09年内に二輪車の生産を熊本工場に集約することが発表され,完成車は生産していないが,エンジンの生産をしているスズキの本社工場もあり,厳密には隣の磐田市だが,浜松のヤマハ,ホンダ,スズキの3社が,日本はおろか世界のオートバイ産業をリードしているといっても過言ではなく,現在の浜松のオートバイ産業は,全国の 60%以上を占めている。
軽自動車は,1955年に日本で初めて浜松地域で製造されてから,実際には湖西市で生産されているが,全国の 30%以上を生産していて,小型四輪自動車も,これも実際には湖西市と磐田市で製造しているが,浜松は全国有数の生産地域となっている。
多くの繊維工場が浜松には存在し,特に浴衣の生産では全国有数の生産地域となっていて,光電子技術産業では,現静岡大学工学部の浜松高等工業学